お盆休みに海に旅行!
帰省して近くの海に!
という方もたくさんいますよね。
でも昔から、
「お盆に海に入ると霊が迎えにくる」
「お盆に海はダメ!」
などといったことを耳にしたことはありませんか?
そんなことを聞くと、
なかなか海に入れないですよね…
そこで今回はお盆に海に入ってはいけないと
言われる本当の理由を調べてみました!
そこにはいろいろな説や迷信のようなもの
まで面白いものがたくさんありました!
目次
「お盆に海はダメ」は迷信?科学的根拠は?

みなさん一度は耳にしたことがあるかと思います。
私は「幽霊に連れていかれる…」
といったことを親から聞かされていたのですが
果たして実際のところはどうなのでしょうか?
ただの迷信なのでしょうか…?
実はお盆の時期は
さまざまな自然現象が生まれる時期なのです。
この時期は台風が発生しやすく、
遠くにある台風から影響を受けて発生する
土用波や、波打ち際から沖合に向かってできる
流れによって生まれる離岸流、
またクラゲが大量に発生する時期でもあるんです。
『土用波?』『離岸流?』
一つずつ詳しく見ていきましょう!
お盆に海がダメな理由は『霊』?

これは先ほど述べたように
「離岸流」によってできた迷信
であると思われます。
それをお盆供養の亡くなった方が帰ってくると
言われていることにからめてそんな風に
言われているのでしょう。
離岸流が発生すると、膝くらいの深さでも
巻き込まれて引っ張られてしまうことがあり、
まさに幽霊に足を引っ張られたかのように
感じてしまいます…。
お盆には水の事故がたくさん起こっています。
離岸流もその要因の一つといえますね…。
お盆に海がダメな理由は『クラゲ』?

冬の時期はエサとなるプランクトンが少ない
ということもあり、比較的少なめです。
ただ、8月から10月の間は
クラゲが大量発生する時期で、
ちょうどお盆は台風が過ぎていくこともあり、
クラゲが浅瀬に流されてくるのです。
クラゲにはさまざまな種類があり、
比較的痛みを感じないものもいるようですが、
中にはアナフィラキシーショックを起こし
救急車で運ばれるほど毒性の強いものもいます。
たいていのクラゲは刺されたあと、
ずーーっと痛みを伴うものになりますので
刺されないにこしたことはない…
だからこそお盆の時期に海水浴はさけるべき!
というわけですね!
お盆に海がダメな理由は『土用波』?

これは7月20日頃~8月7日頃を一般に
「土用」と呼ぶため「土用波」と呼び、
プロの漁師も海に出るのを避けることもある
くらいかなり海が荒れます。
泳ぎの得意な方でも波に飲み込まれ、
子どもであれば、ひとたまりもありません…
土用波による事故は頻繁に発生しています。
一見、波が穏やかに見えても
土用波は突然やってきます!
十分に注意しましょう…!!
お盆に海がダメな理由は『地獄の釜が開く』?

参照元:http://www.tadapic.com/
こちらもよく耳にしますよね!
地獄の釜が開き、霊に足を引っ張られる…
なんてよく聞きますが、本来の意味合いは、
「恐ろしいことが起こる」
という意味合いではなく、
「お盆と正月には地獄の鬼にもお休みが与えられる」
という意味のようです。
つまり、鬼まで休めるのだから、
みんなでゆっくり休みましょうよ、
という意味合いだったようです!!
少し安心しましたね(笑)
お盆には漁師も海に出ない!?その理由は?

先ほども述べたようにお盆の時期は土用波の
発生率が高くなります。
一見、穏やかに見える海でも
急に大波が襲ってくることがあり、
たとえ泳ぎの得意な方でも溺れてしまうそうです。
こういった土用波による事故が多く起こるのが
お盆の時期になるため、海を知る漁師さんたち
も皆怖がり、この時期は漁を控えるそうですよ。
お盆にはプールや川も避けるべき?

「8月13日に祖霊が帰ってきて、8月16日頃にあの世へと帰っていく」
と言われています。
その際、ある一定の地域では精霊流しと
呼ばれる故人の霊魂を舟に乗せて
川に流して帰すという風習があるそうです。
こういった風習からお盆の時期には海や川を
神聖な場所とし、あの世と繋がっていると考えられてきました。
なのでこの時期は海や川で遊ぶとそのまま
あの世へと送られてしまうと言われており、
お盆の時期に避けるべき場所とされているのです。
ちなみにプールに関しては避ける必要性は
無さそうですが、同じ水に関することは
そもそも避けるべきという意見もあります。
実際にお盆の時期の水の事故は多い?
お盆の時期はほぼ毎日、水難事故が相次いでいるようです。
土用波の影響で岸まで戻ってくるのに一苦労し
また、この時期から水温が下がり始めることも
あり、水中で足が攣りやすくなります…
こういったことから水難事故が相次ぎ、
死亡事故へと繋がることもあるのです…
もし、行かれる際は十分お気をつけください。
実際に夏に時期の水難事故の2割〜3割は
お盆時期の一週間に集中しているというデータ
もあるほどです。
お盆に海へ行くことに!しておくと良い対策は?

下記で対策をしておきましょう!
まずは準備運動をきちんとして、
あまり沖の方まで行かないことが大事です!
そしてクラゲに刺されないように
クラゲ除けのネットがある海を選んだり、
肌の露出を控えるようにしてください。
例えばラッシュガードやマリンシューズなどを
着用するとうっかりクラゲに触れてしまっても
少しは安心です。
それでももしクラゲに刺されてしまった場合は
できるだけ早く海から上がり、必ず海水を掛けて洗います。
その後は冷やしておき、あまりにも症状が
ひどい場合は迷わず救急車を呼びましょう!
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いかがでしたでしょうか?
「お盆に海はダメ」と言っても
たくさんの理由があります!
ただの迷信だろうと思っていましたが、
実は大事な教えだったのです…!
1人でも多くの方に
このことを知っていただき、
できるだけ事故が起きないように
して欲しいものです…
夏といえば海!と思いがちですが、
きちんとその背景を考え、
判断するようにしましょう。
以上「お盆に海はダメ?霊やクラゲ以外に漁師
も休む理由は?川やプールは大丈夫!?」でした!