暑い日が続きますが、秋が近づき日が暮れると

涼しくなる日も増えてきます。

すると聞こえてくるのが秋の虫の声ですね。

 

その中でも代表格は心地よい綺麗な音を奏でてくれる鈴虫ではないでしょうか。

 

そんな鈴虫の音色を家でも聞けたら最高!

ということで今回は鈴虫の生態や生息場所を

知り、鈴虫の捕まえ方をマスターしましょう!

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鈴虫の生態を知る!鈴虫ってどんな虫?

参照元:https://www.youtube.com/watch?v=Stbh217TM8A
鈴虫はバッタ目・スズムシ科の秋の風物詩

として日本では古くから親しまれている昆虫です。

 

鈴虫の生息地は北は秋田県から南は九州鹿児島県まで広い範囲で生息が確認されています。

発見時期は初夏の6月から秋の10月ころまでです。

 

鈴虫の生涯のサイクルは、

6月半ばから8月半ばまでの2か月が幼虫期、

8月半ばから10月半ばまでの2か月が成虫期で

この2か月が同時に繁殖期とされています。

 

そして10月半ばから6月半ばまでの約8か月は

土の中で卵として越冬し、6月半ばころに再び

幼虫として出てきます。

 

成虫は越冬できませんので秋の終わり頃に

卵を残し生涯を閉じることになるのです。

 

生息場所は主に河川敷や雑木林です。

形態については成虫はオスが体長約21mm

メスについては体長約23mmでメスのほうが

若干大きいことがわかります。

 

体の色は黒で触覚の中央に白い部分があるのが特徴です。

鈴虫の鳴き声は「リー、リー」と鳴くことが

多いですが、たくさんの鈴虫がいる場合は

「リーン、リーン」という少し強めの鳴き方に変わります。

 

これは自分のなわばりのアピールや誘い鳴きの

意味で違いが出てきます。

 

食性についてですが、鈴虫は雑食性で基本的に

なんでも食べます。

野菜や植物、昆虫の死骸などを食べて生活し、

共食いも珍しくありません。

 

鈴虫の性格ですが、一言でいえば非常に神経質

で警戒心が強いです。

 

そのため最初は勢いよく鳴いていても、

人の気配を感じたらピタリと鳴きやんでしまい

鈴虫の生息場所をピンポイントで見つけるには

至難の技といわれています。

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野生の鈴虫の生息場所とは?

樹林や草原、河川敷、雑木林など、

背丈の高いススキ・ネザサ・ヨシなどで

覆われた暗いしげみの地上に潜んでいます。

 

夜行性の鈴虫は暗い場所を好み、夜になると

外に出てきます。

 

日中は天敵であるコオロギキリギリスから

身を隠すため薄暗い場所で身を潜めているわけです。

 


鈴虫の生息場所を見つけたらワナを仕掛ける!

参照元:https://cdn.pixabay.com/
先ほども言ったように鈴虫はとても警戒心の

強い生き物です。

 

そこでとても有効な手段がワナです!

鈴虫の生息場所を見つけたらワナを仕掛けて

みましょう!

 

鈴虫のワナにはナスやキュウリ、スイカの皮

などを使います。

多数の経験談からウリ系の食べ物であれば

同じような効果があることがわかっていますので

ナス、キュウリ、スイカ以外でも大丈夫です。

 

鈴虫の生息場所と思われる付近に

ティッシュやキッチンペーパーなど柔らかい紙

を複数枚並べてその上にナス、キュウリ、スイカの皮を並べていきます。

ティッシュやキッチンペーパーを使うところが

ポイントです!

理由は後ほど!

ひとまずこれだけでワナは完成です!

 

あとは仕掛けた場所を忘れないように記憶して

おきましょう。

 


鈴虫を捕まえるのに必要な道具は?

ワナを仕掛け終われば夜になるまでその場を離れましょう。

その間に鈴虫を捕まえるために必要な道具を準備しましょう!

 

捕まえるのに必要なものは

  • プリンなどの透明の空きカップ
  • 昆虫用プラスティックケース
  • 懐中電灯

以上です。

警戒心が強いので最小限の道具にしておきましょう!

 

ここで注意したいのが、虫よけスプレーです。

夜の河川敷や雑木林に行くため蚊にさされない

ようにとの理由で虫よけスプレーを使用する方

はたくさんいるでしょうが鈴虫もその成分を

敏感に感じ取ります。

 

肝心の鈴虫まで逃げてしまうおそれがあるので

避けたほうがよいでしょう。

 

とはいえ、蚊に刺されるのも嫌ですので

長袖長ズボンで極力肌の露出を少なくして

いきましょう。

 


鈴虫の捕まえ方!コツや注意点とは?

そしていざ、鈴虫が行動を開始する夜に

懐中電灯を片手に、ワナをしかけた生息場所へ

行ってみましょう!

 

ワナの上に鈴虫がいることを確認したら、

ナス、キュウリ、スイカの皮に夢中になっている鈴虫の上に

プリンなどの透明のカップをかぶせます。

そのままティッシュごとひっくり返して捕獲成功です!

 

先ほどティッシュやキッチンペーパーを使うと

言った理由はここにあります。

鈴虫を傷つけないように素手で触れずに捕獲

するためです。

 

カップをそっとかぶせひっくり返すことに

よってティッシュがフタのようになるわけですね。

これが鈴虫のような警戒心の強い昆虫を

傷つけずに捕獲するときの大事なコツです!

 

注意点は何度も言いますが鈴虫は警戒心が

強い昆虫なのでくれぐれも慎重に捕獲することです。

綺麗な音色を聞かせてもらうためにも特に

羽の部分には注意しましょう!

 

 

捕まえた鈴虫を上手に飼うにはこちらの記事をご覧ください。

<関連記事>

鈴虫の飼い方!餌や土、温度管理などの飼育環境や共食いしない注意点は?

 

 


まとめ

秋の風物詩として有名な鈴虫ですが、

実は神経質で警戒心が強い昆虫ということが

わかりました。

 

鈴虫は河川敷などに生息していて、鳴き声を

頼りに生息場所をみつけることができますが、

人の気配を感じると鳴きやんでしまいますので

慎重に調べましょう。

 

そしてその鈴虫を捕まえるためのワナとして

有効なエサがナス・キュウリ・スイカの皮と

いった食べ物です。

いざ捕獲する際には虫よけスプレーは避けて

おくことが良いでしょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

以上、「鈴虫の捕まえ方!野生の生息場所や

ワナの作り方、必要な道具や注意点は?」でした。

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