あれは枝?昆虫?

どちらかわからないくらいに木の枝に擬態

した姿が特徴の昆虫を見つけたことはありませんか?

それがナナフシです。

 

今回はペットとしても人気のナナフシの

飼育の仕方にスポットをあて、

ナナフシの種類や餌、卵の孵化の

させ方や寿命まで動画も交えて一挙に紹介

したいと思います

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ナナフシの飼育の仕方!餌は何?水は?

参照元:https://cdn.pixabay.com/
 

それではナナフシの飼育方法について

触れていきます。

まずは餌のお話。

 

ナナフシ目に属するナナフシは植物食です。

特に好んで食べる餌がサクラ、

バラ科の植物、クヌギ、コナラの葉です。

 

クヌギやコナラの葉を水差しにさしておくと

新鮮な状態を保つことができます。

 

ナナフシは枯れてしまった葉を好みません。

 

できる限り新鮮な葉を与えてあげましょう。

 

冬の寒い時期には外で葉物を見つけるのは

大変なので、

ホームセンターで販売されているバラなど

を購入して与えるのもよいでしょう。

特に柔らかい葉を好む幼虫にはおすすめです。

 

サクラやウメの葉は非常に丈夫なので

水差しにさしておくと長持ちします。

水差しの中には植物活力剤である

メネデールを入れると更に効果があります。

 

ナナフシにとって湿気は大切な水分源です。

 

脱脂綿やティッシュペーパーを湿らせて

飼育ケースに入れておくだけでOKです。

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ナナフシの種類の見分け方!飼育方法に違いは?

参照元:https://www.youtube.com/
ナナフシの種類はなんと2,500種類

されており、昆虫の中でもその種類の

多さに関してはトップクラスといわれています。

 

その中でも日本で確認されている

ナナフシはおよそ18種類。

 

以下ではその18種類の中でも特によく

見かけるナナフシの見分け方を

見ていきましょう。

 

ナナフシは基本的に木の枝にソックリで、

木の枝に紛れて敵から狙われないように

生活しています。

 

そのためどれも似たような特徴をもっています。

 

ニホントビナナフシの特徴

目の後ろから左右一体に黄色の線が脇まで

あります。

そして短い翅をもっています。

 

触覚については一番長いとされています。

 

ヤスマツトビナナフシの特徴

身体が緑色の単色です。

前翅より後翅が大きく、翅脈が直線的で

扇状に広がります。

 

トゲナナフシの特徴

身体が一番太く、トゲが生えています。

 

ナナフシモドキの特徴

一番触覚が短いナナフシです。

日本で一番多く生息しているとされています。

 

エダナナフシの特徴

日本でも多く見かけられるナナフシで、

ナナフシモドキとよく似ています。

ナナフシモドキよりも触覚が長いと

されています。

 

 

どのナナフシも、分類でいうとナナフシ目

に属し、

その生態に大きな違いがないことから、

飼育方法にもさほど違いがありません。

 

 


ナナフシの寿命はどのくらい?

ナナフシの寿命は幼虫期間は4~6ヶ月

成虫期間は2~4ヶ月とされています。

 

これは2,500種類とされる全てのナナフシ

についてほぼ共通しています。

 

 


ナナフシの飼育の仕方!産卵方法や時期は?

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ナナフシは夏の終わりから秋にかけて、

木につかまった状態で下に約2mmほどの

卵を産み落とします。

 

そのため、飼育する際には下に土などを

敷かず、新聞紙などを敷くことで、

卵と糞の判別をしやすくするとよいでしょう。

 

卵と糞の区別の仕方ですが、

茶色っぽく幅が広いものが卵、

黒っぽくて細長いものが糞です。

 

ちなみに数ある種類のナナフシの中には

単為生殖といってメスのみで妊娠、産卵

できる種類がいることが確認されています。

 

なるべく少ないリスクでたくさんの子孫を

残すためにそのようなことができるように

なっているとされています。

 


ナナフシの卵の孵化のさせ方や幼虫の飼育方法は?

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ナナフシが産卵したら、乾燥を避け、

湿らせた脱脂綿などの上に移します。

 

たまに霧吹きで水をかけてあげ、

乾燥に気を付けながら薄暗いところで

孵化するまでそのままにしておきます。

 

あまり暖かいスペースに保管しておくと

冬の間に孵化してしまうので、

避けたほうがよいでしょう。

 

自然界では土の上に産卵し、そのまま孵化

するので、特にヒーターをつけたりする

必要はありません。

 

ナナフシの卵はそのままの状態で

約半年後に孵化します。

 

そしてナナフシが孵化して幼虫になって

動き始めたら、できるだけ柔らかいバラや

バジルの葉などを餌として与えます。

 

幼虫は成虫とちがって顎の発達ができて

いないので、柔らかい葉を好んで食べます。

参照元:https://www.youtube.com/
幼虫と言ってももう姿形はナナフシそのものですね!

 


ナナフシの飼育に便利なグッズを紹介

ナナフシを飼育するにあたって必要なもの

をいくつかご紹介しますね!

 

プラケース飼育容器 大

ナナフシは擬態性を追求するあまり、

飛ぶ能力が失われたとされています。

 

しかしナナフシは意外にも行動範囲が

広いことでも知られています。

 

そのため、

飼育ケースは大き目の物がおすすめです。

 

活力剤 メネデール

ナナフシは新鮮な植物を好んで餌にします。

 

そこで飼育ケースに入れた葉を常に新鮮な

状態に保つ便利グッズとしてメネデールが

おすすめです。

 

葉の枝を水差しにさし、水にメネデールを

混ぜることで葉に活力を与えます。

 

ナナフシ用の餌

ナナフシの餌に何をあげてよいかわからない、

餌が見つからないという方にはこちらの

ナナフシ用の餌がおすすめです。

 

無農薬でナナフシの幼虫が好む柔らかい葉

であるアダンの葉です。

 

このようなナナフシ用の餌が売っている

のは、ナナフシがペットとして人気が

あることを意味していますね!

 

 

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木の枝とほとんど見分けがつかないほどに

擬態性に優れた昆虫のナナフシ。

 

生き残るための手段として忍者のような

生態に変化していったわけですが、

その飼育の仕方は決して難しくありません。

 

カブトムシやクワガタだけではなく、

是非今年の夏はナナフシの飼育に

チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

以上、「ナナフシの飼育の仕方!種類や餌、卵の孵化のさせ方や寿命と動画も紹介」でした。

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