子どもたちにとっては夢のような毎日!!
一方親にとっては楽しみも悩みも増えるのが夏休みというもの。
今の小学生は忙しい。低学年であっても,宿題はたくさん出ます。
その中でもウェイトを占めるのが「自由研究」です。
今回は,低学年が楽しみながら進められる自由研究をいくつか
ご紹介します。
目次
低学年の夏休みの自由研究のテーマ選びは?
「好きこそ物の上手なれ」
こんな諺がありますね。
好きであれば,どんどん上達するということです。
これは大人であっても同じこと。自分自身に置き換えてみましょう。
好きな事ってどんどんのめり込んでしまいますよね。
この「好き」というのは教育分野で言う
「興味・関心」に関連する分野ですので,ここを軸に
進めていくとスムーズに自由研究が進みます。
参照元:https://ja.wikipedia.org/wiki/
低学年の夏休みの自由研究のテーマ選びのポイントは2つ
1.「すでに学校で習ったこと」をベースにテーマを決めよう
低学年では,どうしても親のサポートが必要です。
自由研究を1から10まで,全て一人でやりきることはハードルが
高すぎます。
だからと言って,親が手を出しすぎてしまうと,それは子どもの
為になりませんし,自由研究になりません。
そうでなくても毎日自由な夏休み。甘えも出てきて
「ママやパパがやってくれるからいいや」
となりかねません。
ですのでテーマは最終的に子どもが決めるようにしましょう。
自分が決めたら
「僕が決めた」「わたしが決めた」
と最初の一歩を踏み出せます。
しかし,簡単に「テーマ」と言っても,実はここが一番悩み所。
何を選んだら良いのか?となります。そこでポイントは
すでに学校で習ったこと
え?でも自由研究だから
→なにか壮大なもの→宇宙や自然環境や科学や・・・・・
いえいえ,そこまでいきなり大きくしなくていいのです。
ですので,まずは学校でこれまでに習ったことの中で
自分が好きだったもの→興味や関心が強いものやこと
をテーマにあげてみましょう。
2.先手必勝!早く取り組もう
1ヵ月以上ある夏休み。
ですが,自由研究は早めに取り組んでおきましょう。
その理由は
1.7月入ってすぐの方が「宿題早く終わらせるぞ!」という
気持ちになれる→子どものやる気が高い
2.7月のうちの方がまだ涼しい→集中力が高い
3.テーマによっては数日の日数を要するものもある
→物理的に時間が必要&時間に余裕があった方が気も楽
というものが挙げられます。
あ~やってないなあ,まだ取り組めてないなあ,を毎日
積み重ねてしまうと,それだけで気が重くなります。
そうでなくても,暑い夏にやるのが自由研究です。
低学年の夏休みの自由研究のおすすめはこちら
~アリの研究~
とても身近な昆虫の代表であるアリを色々と調べていくものです。
・どこにどのようなアリがいるか
・巣から出てくるアリにはどのようなものがいるか
・どのようなところにアリがいるか
などを調べてみます。他には,
・アリの巣はどのような形か
なども面白いでしょう。
これは親世代もやったことがある方,見たことがある方
が多いのではないでしょうか?透明なケースに土とアリを入れ,
巣を作る様子を観察するものです。
時とともに大きくなっていく巣の様子や,
巣を掘っていくアリの様子を観察し,まとめていきます。
これ以外にも
・アリが好きな食べ物はどれか
いろんな食べ物をアリの巣の近くに置き,アリにとっての
人気フードを調べます。
食べ物の味はもちろんのこと,においや
色も関係するのか,などを比較してみるのです。
参照元:www.irasutoya.com/
さらにもっと手軽に!という方にはキットになっているものがありますよ。
手軽かつ見た目にもなんとなく科学的ですよね!
大人の方がはまってしまうかもしれませんね。
~くもと天気,そして風のかんけい~
とても身近なテーマです。
雲の形,色,大きさが変わってきたら次は風が変わってきて,
そして天気も変わった,
というようなことを観察していくと面白いです。
空の様子を色鉛筆で書き写しても良いでしょうし,
写真で記録することもまとめることにつながっていきます。
毎日見ている「明日の天気」を記録し,次の日実際どうだったか,
その時の雲,風,空はどんな様子だったか,と予想と実際を
比べてみることも立派なテーマになるでしょう。
観察の際は,夏休み入ってすぐの7月中・下旬,8月上旬
中旬,下旬など日にちを決めて行う,定点観測にする,観測する
時間を決める等は親の手助けが必要になるかもしれませんので
状況に応じてヘルプしてあげましょう。
本当に身近なテーマですので様々な着目点があると思うのですが
こちらも便利なキットがありますので
キットを使う派の方は検討してみてください。
~水と地面と気温のかんけい~
やかんに入れた水は温まるのに時間はかかりますが,
一度温まるとなかなか冷めません。一方,フライパンは
あっという間に温まりますが,火を消すとすぐに冷めて
しまいます。
これには物質の性質として,
水は「熱しにくく冷めにくい」
地面は「熱しやすく冷めやすい」というものがあるからです。
・水を張ったものを屋外に数か所置き,一定時間置いた後
どこに置いたものが一番温まったか,を比較します。
もしくは,何度になるまでにはどれだけの時間がかかるか
を調べます。水を入れる容器をプラスチックや金物,ガラス
等と変えるのも面白いでしょう。
・土の場合は,気温に応じて土の温度変化を見ます。
木陰と日向という位置的な場所,朝・昼・夜の時間帯,
7月もしくは8月の時期などにによって差がでてきます。
少し違いますが「水」ということで
今流行りのこちらの商品も載せておきますね。
テレビで紹介されて話題になっているそうです。
自由研究 まずはやってみよう
いかがでしたでしょうか?これならうちの子にも合いそう,
興味がわきそう,というものが見つかりそうでしょうか?
自由研究をやってみようと思ったら,まずはやってみること。
途中で「これはちょっと・・・」と思ったらテーマを変えたり
工夫したりすればよいだけなのです。
親子共に楽しい発見があり,ますます理科が好きになると
いいですね。
まずは楽しんでできることを第一に考えて,
夏の自由研究ぜひともやってみましょう!