サーフィンにおいて「風」の要素はとても大きなものです。

今回は特に「オンショア」と「オフショア」に

ついてサーフィン歴15年以上の僕が初心者サーファーの方にもわかりやすいように

詳しく解説していきます。

 

風をただしく理解することでサーフィンの

上達スピードにもに大きく関わってきますので

しっかり覚えてください。

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オンショア・オフショアを理解してサーフィンレベルアップ!

サーフィンとは言うまでもなく自然の海がフィールドです!

野球で言うところの野球場、サッカーでは

サッカースタジアムです。

 

サーフィン以外のスポーツでも天候や気温など

自然条件に左右されるスポーツはありますが

サーフィンにおいてはもともと自然にある海

がフィールドなので特に自然現象によって

大きく条件が変わってきますよね。

 

そのうちの一つが今回のテーマの「風」です。

 

「オンショア」や「オフショア」って聞いた

ことがあっても実は詳しくは知らないと

いう方も多いんじゃないですか?

 

すごくシンプルに説明すると、

「オンショア」は海から陸に向かって吹く風。

「オフショア」は逆に陸から海に向かって吹く風のことです。

 

サーフィンに適しているのは後者の「オフショア」の方だとされています。

 

では少し話を変えて、

『サーフィンは早朝の時間帯が波が良い』

という話を聞いたことはないでしょうか?

 

実はこれ本当の話で風に大きく関係しているんです。

 

それには風の吹く仕組みを理解するとわかりやすいです。

風を読めるようになるとサーファーとしてのレベルも一段アップしますのでぜひただしく理解してください。

 

先ほどの早朝が波が良いという話、

言い換えると

『早朝にオフショアが吹きやすい』

ということなんです。

 

オフショアがサーフィンに適しているということは先ほど言いましたよね?

つまり、早朝にはサーフィンに適したオフショアの風が吹く!

ことが多いのです。

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オンショアってどんな風?サーフィンするには?

ではこのオンショア、オフショアについてもう少し詳しく説明しましょう。

まずは「オンショア」

 

先ほど言った通り、海の沖の方から陸地に向かって吹いている風のことです。

ビーチに立って海をみると向かい風です。

写真のような風向きですね。

ではこのオンショアはサーフィンするにあたり

波にどのような影響を与えると思いますか?

 

波に対して後ろから吹き付けるような形となるため波にまとまりがなく、風に潰されたようなぐしゃぐしゃな波となってしまいます。

綺麗なうねりの状態にはなりにくく、スープと呼ばれる崩れた泡状の波になってしまいます。

 

サーフィンには適しているとは言えない状態ではありますが、

そうは言っても毎回いい風が吹いているわけではなく、オンショアでも割り切ってサーフィンせざるをえません。

 

ではオンショアの時にはどうサーフィンすればいいんでしょうか?

 

初心者の方ですと先ほど言ったスープ(崩れた白い泡状の波)で波に押される感覚を覚えたり、ひたすらテイクオフ動作の練習をしたり、

ドルフィンスルーやパドリングなどライディング以外の部分を練習するのも一つの練習方法です。

 

もう少し上達してくると、セットの波を見極めたり、

オンショアコンディションの中でも少しでもショルダーのある波を探してライディングしたりと風が悪くても状況に合わせたサーフィンはできるのです。

 


オフショアってどんな風?サーフィンするには?

では次はオフショアですね。

さっきのオンショアとは反対の陸から海に向かって吹く風のことです。

同じ写真で表すとこんな感じです。

今度は波に対して向かい風となるので波の形を綺麗に整えてくれる作用があります。

 

波自体も崩れにくくなりサーフィンしやすい波となります。

ただし、強すぎる場合は波のサイズが抑えられたり、波が掘れ上がりすぎて乗りにくくなる場合もあります。

 

つまり風だけで言えばサーフィンには弱いオフショアの状態がベストなんです!

 

そんな中、初心者の方がサーフィンする場合は

うねりからのテイクオフや波の斜面をしっかり捉えて横に走る練習をすると良いです。

 

なかなかそういったグッドコンディションに出会う確率は高くはないので、

しっかりとイメージと目的を持った練習をすることで周りとの差をつけることができ、

上達のスピードも大きくかわってきますよ!

 


オフショアのコンディションを当てるコツは?

サーフィンにはオフショアのコンディションが良いということはわかりましたね。

ではそのオフショアが吹きやすいタイミングを当てるコツのようなものはあるのでしょうか?

 

話は少し戻りますが、

「早朝は風の状態が良い」ということを言いました。

 

ここからはその言葉の意味を少し掘り下げて、

風の発生する仕組みのお話をします。

 

サーファーは気象を理解することもとても大事なんです。

 

そこを理解することでオフショアのタイミングを狙うコツにつながります。

 

風が発生する原理

あなたは地球上のあらゆる風がどのように発生しているか知っていますか?

 

風が吹くということは要は空気が動くということなんです。

空気が動くのはそこに温度差が発生するからなんです。

暖かい空気は軽いので上に上がる(上昇気流)

反対に冷たい空気は重いので下に降りてくる(下降気流)

この原理はクーラーや暖房などでも知っている方は多いと思います。

 

この空気の移動が地球規模で起こっているのが風となって感じているのです。

 

海の空気と陸の空気

では次です。

海の温度は昼夜を通してあまり温度が変わりません。

対して陸の空気の温度は当然夜間は冷えて下がり、昼間は太陽に温められ上昇します。

 

1日で気温がもっとも下がる早朝には陸の空気が海の空気より冷たいので陸から海に向かって空気が移動します。

 

反対に昼間は太陽に熱せられた陸の空気温が海より高くなるので海から陸に向かって空気が移動します。

 

お分かりですか?

これがオンショア、オフショアの吹く仕組みなのです。

 

もちろん自然現象ですのでいつも同じというわけにはいきませんが

これが

『早朝にオフショアが吹きやすい』

ということにつながるのです!

 

特に1日の気温変化が大きい夏場には顕著にこの現象が現れます。

 

つまり、オフショアのコンディションを狙いたいなら夏場の早朝がおすすめだということですね。

 

 

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サーフィンにおいての「オンショア」「オフショア」のまとめ

今回はすごくピンポイントに絞った話題でしたがいかがでしたか?

僕自身、サーフィンにおいて「風」というものがすごく大事だと考えていますし初心者のうちからそういったことを理解して欲しくて書きました。

 

自然相手のスポーツですから自然現象も正しく理解して少しでも良い波を狙いましょう!

まとめとしては、

  • オンショアよりもオフショアが適している!
  • オフショアでも弱いオフショアが最適!
  • 狙うなら早朝!
  • オンショアでもできることはある!
  • 風によって目的を持って割り切って練習する!

 

この辺りを覚えて少しでも早くサーフィン上達への道を歩んでください。

 

以上、「サーフィンでオンショアとオフショアの違いを解説!風によっての練習方法やコツは?」でした。

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