GWも終わって楽しい夏はもう目の前ですね!
夏と言えば楽しいことがいっぱい。山にプールにバーベキュー。
楽しみが多くてどれにしようか迷ってしまいますね。
そして夏の楽しみの中でも大定番が何といっても「海」!
大空の下にどこまでも広がる大きな海は解放感たっぷりで
テンションも最大限に上がってしまいますよね。
ただ…そんな海にもたった1つだけ欠点があります。
海面にプ~カプ~カ、ユ~ラユ~ラ浮かんでいるもの…
そう、クラゲです。
子供のころ海でクラゲに刺された時の痛さは今も
忘れられません!
そこで今回は、目前に迫った夏に備えて、
海でクラゲに刺されてしまった時の対処法をご紹介します。
出典:http://www.walkerplus.com/spot_list/ar0727/sg0160/
クラゲが海に出る時期はいつ?
そもそもクラゲが海に出る時期はいつ頃なんでしょうか?
昔から
「お盆を過ぎたら海にクラゲが出るから行かないほうがいい。」
とよく言われていますよね。
お盆を過ぎた海は確かに、今までどこにいたの??
と感じるくらい、海面をクラゲが占拠する事もあります。
でもクラゲはお盆を過ぎてから急に増えるものなんでしょうか?
答えは…。違います!
実はクラゲはお盆の前からずーーーーっと海に潜んでいます。
ずっと潜んでいるなんて考えただけで恐ろしいとこですが、心配いりません。
クラゲは冬に生まれて春から夏にかけて成長します。
卵から生まれたクラゲは、私たちが見かけるようなクラゲではなくて、イソギンチャクのような形をしています。
仮に赤ちゃんクラゲとしますね。
この頃の赤ちゃんクラゲは海面を泳ぐことはなく、
海底の岩などに付着して春頃から水温が上がる
夏頃にかけて、体の形を変えながら成長していきます。
そして赤ちゃんクラゲは夏頃にはすっかり大人へと成長し
お盆を過ぎた頃に私たちの前に現れるんです。
…と思わずクラゲ目線で語ってしまいましたが、
楽しく泳いでいる私たちの前に縦横無尽プカプカと浮かぶクラゲは恐怖でしかありません。
大人はもちろんですが、特に小さなお子様連れの方は
充分に注意が必要ですね。
クラゲに刺された時の症状は?
一口にクラゲといっても実は沢山の種類が悠々と海面を
泳いでいます。
クラゲの種類が違うと刺された時の症状も違います。
万が一、クラゲに刺されてしまった時に備えて
クラゲの種類は熟知しておきましょう。
●ミズクラゲ
海で一番よく見かける白い透明の傘を被ったような形状のクラゲです。
毒性も弱いクラゲですので、刺されても患部にかゆみと
軽い腫れ程度で済むことがほとんどです。
ただ肌の良い方は少々腫れが悪化してしまう事も
あるようです。
出典:http;//sozaing.com
●アカクラゲ
赤い傘に長い触手を持つクラゲです。
触手に触れてしまったり、刺されてしまうととても激しい痛みが走ります。
ただ命に別状はありませんので
刺された時は、落ち着いて行動しましょう。
出典:http://sozaing.com
●アンドンクラゲ
名前の通り、行燈を思わせるような傘と20センチ以上の触手を持つクラゲです。
色は透明ですのでそばにいても気づかないことが
多いようです。
アンドンクラゲに刺されると激しい痛みとミミズ腫れが出来、まるで火傷をしたような腫れが出ます。
基本的に命に別状はありませんが、過去に子供の死亡例もあるそうですので、注意が必要です。
出典:http://outdoor.ymnext.com/kikenn-37.html
●カツオノエボシ
約10センチほどの藍色の透明の浮袋と長いものでは50センチにもなる
長い触手を持つクラゲです。
刺されてしまうと激痛の他にミミズ腫れ、吐き気、頭痛、呼吸困難などを
起こすこともあり、死亡してしまう事もあります。
出典:www.env.go.jp/nature/nco/kinki/kushimoto/JP/danger/danger_07_katsuonoeboshi.html
●ハブクラゲ
沖縄に生息するクラゲです。形状は立方体の傘と7、8本ほどからなる長い触手からなります。
触手は伸びると1.5メートルにもなります。
ハブクラゲに刺されると激痛が走りミミズ腫れになります。
刺されてから6時間が経過するとミミズ腫れが水泡へと変化し
12時間後には壊死となり、重症の場合は呼吸困難、心肺停止に繋がります。
沖縄の海水浴場ではこのハブクラゲが侵入しなように
ネットを張っていますが、ネットのない所だとハブクラ
ゲに刺されてしまう危険は充分にあります。
出典:http://outdoor.ymnext.com.kikenn-31.html
クラゲに刺されてしまった時の対処法は?
では、あまり考えたくはありませんが、クラゲに刺されて
しまった時の対処法を幾つかご紹介いたします。
1.まずは慌てずに、クラゲのいる場所から離れて海からあがりましょう。
2.クラゲに刺された患部をよく見て、患部に触手が 残っていないかチェックします。
触手が残っていたら、ピンセットなどでゆっくりと取り除きましょう。
*この時に注意しないといけないのは、絶対に直に手で触らずに、
ビニール手袋や、なければナイロン袋などに手をくるんで処置しましょう。
直に触ると、処置をしている方にも毒が回る事がありますので要注意です!
3.水道水で患部を洗ってしまいがちですが、あえて海水で患部を洗います。
水道水などで洗ってしまうと真水の浸透圧で、クラゲの毒がかえって
体内に入ってしまう事もありますので注意しましょう。
4.しっかりと患部を洗浄したら、市販の消毒薬で消毒します。
ただ軽症であればこれで大丈夫ですが激痛がひどかったり、
その後も気分がすぐれないような事があれば、
自己判断をせずに、近くにいるライフセーバーに見てもらいましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
水族館などで見かけるクラゲは神秘的で美しい物ですが
見かけとは裏腹にとても怖い毒性を持つものもいましたね。
プカプカ浮いているからといってむやみに触ってしまうと
大変な事になることもあります。
クラゲが大量にいる場所からは離れて海水浴を楽しみましょう。
楽しい海のレジャー、身の安全には充分気を付けて
今年も満喫して下さいね。
出典:http://www.jalan.kankou/spt_28205cb3490059186/?screenld=OUW1701
最後に市販している効果的な薬を紹介します。
やはり何と言っても「ムヒ」です!
かなり昔からある王道とも言えるムヒシリーズですが
中でもこのタイプはクラゲにも聞く万能タイプです!
もちろん他の虫さされにも効果ありなのでお守り代わりに
ひとつ持っておいてもいいんじゃないでしょうか?
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