初夏の爽やかな風が気持ちいい季節となりました。
木々も黄緑色の綺麗な葉をつけ、真夏とはまた違う柔らかな日差しが心地よいこの季節が私は大好きです。
そして初夏迎えると、毎年気になるのが日頃お世話になっている方々に贈るお中元です。
毎年の事で一見慣れているように思われるお中元ですが、贈る品物や時期には毎年、とても神経を使います。
でも、今まで深く考えた事はないのですが、そもそもお中元の意味とは?
時期にも何か意味合いがあるんでしょうか?
またどんなことに配慮してお中元を贈ったら良いのでしょうか?
今年はお中元を手配する前に、あらためてお中元の意味を調べてみることにしました。
目次
そもそもお中元って何?
まずは基本から。
「お中元」ってそもそもどういう意味を持つものなんでしょうか?
お中元とは、日ごろお世話になっている方に、日ごろの感謝の気持ちと、
お相手の健康を願う気持ちをこめて、1年の真ん中の
夏の暑い盛りに贈る物なんだそうです。
基本的には年末に贈るお歳暮と同じ意味のようですね。
お歳暮の場合は1年の締めくくりとして、1年の感謝を込めて贈るものとされていますので、
お中元より高額なものを贈るケースが多いようです。
出典:http://01.gatag.net/0007866-free-photp
お中元を贈る時期はいつ?遅れてしまった時はどうしたらいい?
お中元は地域によって違いはありますが、7月はじめから15日までに贈るのが一般的です。
旧暦の1年を真ん中でわると7月15日になることから、お中元は7月15日までに、
という慣習が定着したようですね。
ただ、関西地方では8月にお盆を行うことから、8月1日から15日頃に贈ります。
もし贈る時期が遅れてしまった際は、熨斗を「お中元」ではなく
「暑中見舞い」または「残暑見舞い」と書き換えて贈ると大丈夫だそうです。
もしそれでも気にかかる方は、一筆お手紙を添えるのも
気持ちが伝わって良いですね。
お中元を贈るときの注意点
感謝の気持ちを伝えたくて贈るお中元ですが、感謝の気持ちを伝えるつもりが、
先方にご迷惑をかけてしまうこともありますので、注意が必要です。
ではここではお中元を贈る際に気を付けたいことをご紹介します。
出典:http://gahag.net/0006187-woman-portrait
●贈る方の住所に間違いがないかどうか
贈る方の住所が間違えていてはもともこもありません。
住所不明で手元に戻ってきてしまうと、せっかく準備したお中元が
お中元の時期に間に合わなくなることもあります。
お中元を手配する前に、あらかじめ年賀状や引っ越しのお知らせなどがないか等、下調べが必要ですね。
●贈る方の好みを把握しておく
例えば、お酒を飲まれない方に缶ビールのセットを贈ってしまったり、
甘いものが苦手なかたにお菓子の詰め合わせを
贈ってしまったりすると、せっかくのお中元が台無しです。
日々のちょっとした会話から、お相手の好みなどを把握しておく必要がありますね。
また、ご友人と同じ方に別々にお中元を贈る場合は、品物が被らないように、前もって打ち合わせをしておくのも良いですね。
●賞味期限
食べ物を贈る方は要注意です。
食べ物には賞味期限がありますので、生鮮食品などを贈る際は注意をしましょう。
ご家族が少ない方や、お1人の方に日持ちのしない食品などを贈ってしまうと、いざ食べようとしたら賞味期限切れ、ということも…
せっかく良いものを贈ってもこうなってしまっては残念ですよね。
食べ物を贈るときは、賞味期限に余裕のあるものを贈ることを鉄則としましょう。
●贈るお相手について
実は贈ろうとしている方の職業は重要です。
例えば、日頃お世話になっているからといって、公立の
学校の先生にお中元を贈ってしまうと公務員規定に反してしまいますので、かえってご迷惑をおかけしていまいます。
同じ先生でもお稽古ごとの先生に贈るのはもちろん大丈夫です。
ただ、お相手が野球チームのコーチ等、子供達を団体で
指導されているような方の場合だと、
個人的に1人だけお中元を贈ってしまうと、
周りの方に自分の子供をレギュラーにしてもらうための賄賂を贈っているかのように
誤解を生んでしまうこともあります。
こういった場合は子供達も含む、皆さんで頂ける差し入れのようなものにすると角が立たなくて良いでしょう。
お相手の状況を知るのも、感謝の気持ちを伝えるための
大切な事ですね。
●お付き合いの度合い
例えば、あまりお付き合いのない方にお中元を贈ってしまうと
お返しをしなければいけないのでは…と心配させてしまうなど、
かえってお相手に気を使わせてしまうこともあります。
兼ねてからお世話になっている、または今後も末永くお付き合いをさせて頂きたい方に贈るのが良いですね。
出典:http://gahag.net/008697-summer-gift-roasted-bar
まとめ
いかがでしたでしょうか?
毎年、年中行事のように送っていたお中元ですが、意外と奥の深い物でしたね。
感謝の気持ちを伝えたくて贈るお中元ですが、贈る時期やお相手の状況、好みなど、気を付けないといけない点はたくさんありましたね。
日頃の感謝を伝えるためのお中元。
万端の準備をして贈りたいですね。
ちなみに定番のそうめんもいいですけどこんなのもオススメですよ!
あの高級魚の「のどぐろ」が手軽に味わえます。
ご飯にもお酒にもどちらにも合いそうですよね!
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