秋は食欲の秋。おいしいものがたくさん
出回ります。
その中でも大きなウエイトを占めるのが
「新米」です。
我々の毎日の食事に欠かせないお米。
せっかくだから,今年の新米はいつもより
おいしく食べちゃいましょう!
目次
新米のおいしい炊き方、まずは時期を知る!
現代では,お米をお米屋さんではなく,
スーパーで買う事の方が多くなりました。
その為消費者は,スーパーに陳列されている
お米に「新米」のシールが貼られている
ことや旗などを目にすることなどで
今年も新米の季節がやってきた
と実感するようになりました。
参照元:famimo.com/
新米のおいしい時期とは具体的にいつ?
なんとなく「秋」の季節が新米が出回る
時期という感じですが,
お米が食品である以上,きちんとした法律で
新米の定義は決められています。
<JAS法による規定>
JASマークはとても身近ですね。
JAS法による新米の規定は
収穫された年の年末までに容器に入れられた
あるいは包装された玄米や精米
のことを指しています。
これ以外の玄米や精米は,新米とは規定
されないとなっています。
また,JAS法では精米年月日の表示が
義務付けされています。
<米穀年度による規定>
「米穀年度」とは聞きなれない言葉ですが,
「年度」だけを見ると,私たちの生活では
普通に使われていますね。
学校や会社などは「新年度」と言って,
そのタームが
4月から翌年3月まで
となっています。
米穀年度は,
11月から翌年10月まで
が1タームとなっています。
米穀年度による新米の規定は,
11月以降に摂れたお米が新米と定義されます。
参照元:mag.japaaan.com
新米はこうして実感しよう!
このように,新米に関する規定には,
二つの法律が存在しています。
米穀年度は11月スタート。しかし,
今はお米の品種改良や,環境の変化など
により,収穫の時期が早まってきています。
そのため,この法律を適用すると,
その年の9月や10月に収穫されたお米は
前年度の収穫扱いとなってしまい
新米扱いされない!
ということになってしまいます。
現代にはそぐわない法律なのです。
法律話を持ち出すとちょっとムズカシイ
ので,新米は夏以降そして秋あたりに
出回る,収穫されてあまり間のないお米
のことを指すんだな~と
イメージすれば十分かと思われます。
新米のおいしい炊き方!まずは新米そのものに着目!
新米ならどれでもいい?と思われがちです。
しかしいくらコツをしっていても,
おおもとの「新米」の状態が
なにより大切です。
日本で出回っている日本米は,前述のとおり,
きちんと法律の適用がなされているので,
どれを食べても安心なのですが,
味となるとまた話は別。
お米を選ぶときは,
- 欠けていない
- 割れていない
- 細かいお米(欠けたり割れたりしていて,もとの形ではない)がたくさん混じっていない
ものを選ぶようにしましょう。
そして,何より大切なのは,
鮮度
お米は実は生鮮食品です。
生鮮食品と聞くと,肉や魚を思い浮かべ
ますし,なるべく鮮度の良いものを
選びますよね?
精米を買う時は,精米日を要チェック。
新しいお米=新米ですが,
精米した時から劣化は始まります。
新米のおいしい炊き方!研ぎ方や吸水時間は?
新米は,その取扱いも大切です。
新米のおいしい炊き方のコツはきっちり計量!
水の量は,新米の量に応じて加減されます。
ということで,新米の計量はきっちりと。
- お米用の計量カップを使う
- すりきりで計る
- 計量カップはよく洗って乾かした状態で使う
たいていは,炊飯ジャーに付属で
計量カップが付いています。これで十分。
ただ,洗った後はよく乾かさないと,
新米の粒が水滴についてしまい,
きちんとした計量ができません。
気を付けましょう。
新米のおいしい炊き方のコツは手早くぱぱっと!
みなさんはお米を研ぐとき,
なにをつかっていますか?
炊飯器のお釜に直接入れて研いでいる方,
ボールを使う方
いろいろいるかと思いますが,
新米を研ぐときに必要なものは
ざる&ざるより一回り大きいサイズのボール
これがあるといいです。ベストです。
参照元:www.rinnai-style.jp/
新米は柔らかく,そして水を吸いやすい
特徴を持っています。
そのため,研ぐ手順はスピード勝負!
1.計量した新米をザルにいれて,
ボールに水をため,さっと一瞬ざるを
くぐらせる<研ぎ1回目>
2.ボールの水をかえ,ざるを浸し,
手早く優しく研ぐ。これを2~3回
繰り返す。<研ぎ2~4回目>
3.ざるをボールからあげ,水を切る。
新米が一番水を吸うのは,一度目の
研ぎの時。手短に。
そして,2回目以降の研ぎのときは,
手を洗う時のようにこすり合わせて
ゴシゴシやるのはNG。
繊細な新米が割れる原因となって
しまいます。優しくそっと,水の濁りが
無くなる程度に数回洗えばOKです。
新米のおいしい炊き方のコツは吸水時間!
吸水時間はたっぷり長い方がいいです。
吸水によりデンプンが分解され,
ふっくらと炊きあがるようになります。
水温が15度以上のときは90分,
以下の時は2時間が目安とされています。
そんなに毎回時間をかけていられない,
という方。
炊飯器を見直しましょう。
IH式炊飯器の場合は,30分程度でよい
とされています。
最初に新米を研いで,吸水させている間に,
他の料理をやってしまえばいいので,
これは時短に繋がります。
新米のおいしい炊き方のコツは水加減!
さーきっちりやってきた新米の準備。
最後は水加減。
きっちり計ろうっと~!
ちょっとお待ちください!
新米を炊く時の最後のポイントです。
水加減は,規定量よりちょっと少な目
にしてください。
新米はみずみずしいため,また,
吸水タイムでもよく水を蓄えているので,
通常の水加減で炊き上げようとすると
べちゃっ
とした触感になってしまいます。
昔の常識では,水は10%減らすという
のがあったのですが,今は精米の技術革新
により,これでは減らしすぎとなり,
目安として2~3%減らす
とされています。
ですので,いつもより少し減らす,
という程度でOKです。
家庭によって炊きあがりが固めが好き,
柔らかめが好き,というのもありますし,
炊飯器によって炊き上がりは変わってきます
ので,実際に新米を炊く時は
お米1合でこのくらい減らせばいい
というのを,毎回ちょっと意識してみると
よいでしょう。
新米のおいしい炊き方、その他は?
おいしい新米を食べるためには,
鮮度が大切と言いました。
ですので,買う時の量も気を付けましょう。
大家族なら話は別ですが,
まずは食べきれる量を購入しましょう。
精米後,どのくらいまでならおいしく
食べられるか,というのは,実際のところ
いろいろできちんとした定義はありません。
しかし,言えることは
新米は精米してから時間が経ってない方がおいしい!
ということ。
その為には
- 一度に大量購入しすぎない
- 玄米をこまめに精米する
等の気配りが大切です。
田舎ですとそこらへんにコイン精米機が
あるのですが,都会はそうもいきませんよね。
その時には,家庭用の精米機がオススメです。
精米したてを食べられるので,
これはホントに鮮度抜群です。
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いかがでしたか?ちょっと意識を変える
だけで,新米がとっても美味しく
炊き上がることが分かったかと思います。
毎日の食事を考えるのは本当に大変ですが,
炊きたてのおいしいごはんがあれば,
食卓がさらににぎやかになります。
ぜひ,新米のおいしい炊き方,
取り入れてみてください。
以上、「新米のおいしい炊き方!
研ぎ方のコツや水の量,吸水時間とは?」
でした。