突然、蚊ではない原因不明の酷いかゆみに

襲われた経験はありませんか?

 

症状を見てみると、その原因は吸血性昆虫の

トコジラミの仕業かもしれません。

そこで今回はトコジラミの症状や潜伏期間から

刺された時の対処法まで詳しく紹介していきます。

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トコジラミ(南京虫)とは?どんな虫?

参照元:https://thumb10.shutterstock.com/
トコジラミとは別名、南京虫(ナンキンムシ)

と呼ばれるカメムシ目・トコジラミ科に属する

虫の一種で、人の血を吸う吸血性の昆虫で、

日本各地で生息している、ちょっと厄介な昆虫です。

 

主に5月~11月に活動が活発になります。

卵から1週間ほどで孵化したトコジラミは、

何度も脱皮を繰り返し、およそ1~3ヶ月で成虫

になるとされています。

 

成虫の寿命は1年ほどありますがその間に

数百の卵を産むことから早期に駆除しないと

爆発的に増えることになります。

 

成虫になったトコジラミの大きさは

およそ5~8mmと小さく、体の色は

赤っぽく、飛びはしませんが俊敏に動き回ります。

 

蚊やノミは成虫だけが吸血するのに対し、

トコジラミは生まれてすぐの幼虫から吸血だけ

を栄養源としますので特に厄介ですね!

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トコジラミ(南京虫)かも!?刺された時の症状は?

 

参照元:https://www.pakutaso.com/
 

トコジラミに刺されるとどのような症状が

出るのでしょうか?

かゆみを感じると、まず最初に

「蚊にさされたかな?」と感じる方が

ほとんどかと思いますが、実はそのかゆみの

原因はトコジラミかもしれません。

 

トコジラミに刺された時の症状は主に次のとおりです。

  1. 激しいかゆみ
  2. 赤い湿疹
  3. 発熱・蕁麻疹

 

激しいかゆみ

トコジラミに刺された時の症状として、

激しいかゆみが伴います。

このかゆみはどれくらいのかゆみかと言うと、

個人差はあるものの、蚊に刺された時の数倍

感じる人もいるようです。

 

そして一番の特徴としては、刺された日よりも

かゆみが出始めた翌日以降に酷くなるという

特徴があります。

 

「何か刺されたかな?」と感じた翌日にかゆみ

が酷くなった場合には、トコジラミに刺された

疑いがあります。

 

赤い湿疹

トコジラミに刺された時の特徴として次に

あげられるのが、湿疹です。

 

トコジラミに刺されると酷いかゆみとともに

赤い湿疹があらわれます。

 

その大きさは個人差がありますが、小豆大ほど

の大きさです。

酷いかゆみとともに、小豆大ほどの赤い湿疹が

出始めたらトコジラミに刺されたことが疑われます。

 

発熱・蕁麻疹

トコジラミに刺されると、発熱や蕁麻疹の症状

を訴える人もいます。

 

特にアレルギー反応に敏感な人はリンパ腺炎を

引き起こすこともあります。

アレルギー反応に敏感な人は特に注意が必要です。

 


トコジラミに刺されてからかゆみ症状が出るまでの期間は?

参照元:https://pixabay.com/
トコジラミに刺されてから症状が出るまでの

潜伏期間はどれくらいなのでしょうか?

 

トコジラミに刺されてから症状が出るまでの

潜伏期間にはかなりの個人差があり、一概には言えません。

 

その理由は、トコジラミに刺されたことによる

症状の主な原因が、トコジラミの唾液による

アレルギー反応にあるからです。

 

人がこのアレルギー反応を起こすまでは、

刺されてから60時間~9日間とされています。

また、初めて刺されて即座に反応する人もいれば、

数回刺されるまで無反応の人もいます。

 

旅行先のホテルで刺されて、

帰ってきて1週間後にかゆみが!

という事例も多いそうです。

 

ですので発生源を探す場合などはかゆみが出た

日の前日から1週間ほどの記憶をさかのぼって

探す必要があります。

 

 


トコジラミに刺された時の効果的な対処法は?

ここでは、トコジラミに刺された時の効果的な

対処法を紹介します。

 

弱性石鹸で洗う

トコジラミに刺されたと疑われた場合には、

弱性石鹸で患部を洗い流すことで、

かゆみの緩和と皮膚感染の予防につながります。

 

ポイントは、弱性石鹸をよく泡立ててから幹部

に塗り、そのまますすがずにおくことです。

 

トコジラミに刺されて一番やってはいけないのが、

あまりのかゆさで患部を強くかきむしってしまうことです。

 

弱性石鹸を泡立てて幹部に塗ることで、

かゆみが緩和されることを実感できます。

 

また、50℃程のお湯に1分程度患部を浸けると

かゆみ症状が改善することもあるようです。

 

アロエジェルを塗る

トコジラミに刺されて心配されることは、

かき傷による皮膚の2次感染症です。

そこで活躍するのがアロエジェルです。

 

アロエは抗生物質と抗菌性物質を含んだ

優れた植物です。

このアロエのジェルを塗ることでかゆみを抑え

皮膚の感染症をも抑制する効果が期待されます。

 

アロエベラジェル 宮古島のうる肌アロエ

アロエベラジェル 宮古島のうる肌アロエは、

宮古島産の無農薬アロエベラを100%使用した

ジェルで、天然の抗生物質としてトコジラミに

刺されたことによる様々な症状を緩和してくれるジェルです。

 

薬を使うことに抵抗がある方には自然由来の

アロエジェルがオススメです。

 

市販のかゆみ止めを使う

トコジラミに刺されてしまい、かゆみを抑える

ための市販薬としては、ヒドコルチゾンを

含んだステロイド系かゆみ止めクリームがおすすめです。

 

ヒドコルチゾンには、かゆみの原因である炎症

を抑える効果があります。

 

ステロイドを含んだ薬には人それぞれの捉え方

が違いますのでよく判断した上でのご使用を

お願いします。

 

個人的にはステロイド剤でも軟膏のような

局部的に使う塗り薬などでは適正な使用量を

守れば副作用の心配もほとんどないのでは

ないかなと思っています。

 

セロナ軟膏

セロナ軟膏は、ヒドロコルチゾンを含んだ

ステロイド系クリームで、トコジラミによる

症状である湿疹、皮膚炎、かぶれ、かゆみ、

蕁麻疹によく効く市販薬です。

 

ロコイダン軟膏

ロコイダン軟膏は抗炎症作用に特化した

ヒドロコルチゾンを主成分とした

外用副腎皮質ホルモン剤で、トコジラミに

刺された際の症状緩和に優れた効果が期待

できる軟膏です。

 

こちらもセロナ軟膏とほぼ同量のステロイド量

となっています。

 

ムヒアルファEX

虫刺されといえば昔から「ムヒ」ですよね!

 

こちらのムヒアルファは同じくステロイドを

含んでいる強力なタイプのムヒです。

 

ムカデやクラゲなどにもよく聞くほどですので

ステロイド系の強い薬はどうしても嫌だという

方は、ムヒSやムヒベビーなどステロイドを

含まない他のムヒシリーズもありますので

そちらを試してみると良いんじゃないでしょうか。

 

 

 

まとめ

蚊よりも強力な吸血性昆虫であるトコジラミ。

アレルギー持ちの方などは特に刺された際の

症状が酷くなる傾向にあることがわかりました。

 

もし刺されてしまった場合には、弱性石鹸で

洗い流すか、市販薬で対処してかゆみを軽減しましょう。

ひどい場合には我慢せずに医療機関を受診してください。

 

対策をせずにかきむしってしまうと、

皮膚感染症など2次被害を招く恐れがあります。

 

以上、「トコジラミ(南京虫)の症状や潜伏期間とは?

刺された時の対処法や市販薬は?」でした。

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