日常にある当たり前のことでも意外と

その仕組みまでは知らないことってありますよね。

「海の潮の満ち引き」もその一つでは

ないでしょうか?

 

 

さて、夏休みやお盆休みに海に遊びに行く

という方は多いですよね!

 

私も連休に向けて友人と広島県の宮島に

行こうと計画を立てているのですが、

宮島といえば、厳島神社はもちろんのこと

海の中に立つ大きな鳥居も印象的ですね。

 

潮が引いていると鳥居の真下に立つことが

でき写真を撮ることでインスタ映え間違いなしです!

 

今回はそんな「潮の満ち引き」のなぜ

について調べてみました!

 

お子さんの夏休みの研究にも

役立ててもらえれば幸いです。

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潮の満ち引きはなぜ起きる?仕組みとメカニズムは?

「百合ヶ浜に近づく船百合ヶ浜に近づく船」のフリー写真素材を拡大
参照元:https://www.pakutaso.com/

 

ではまずは海の潮の満ち引きの仕組みは

どうなっているのかを見ていきましょう!

 

なぜ潮の満ち引きはあるのでしょうか?

潮が満ちたり引いたりする現象は、実は

月の引力が海水を引きよせるため起こるんです!

 

月に近い海では、月に引きよせられて

海水がもり上がり満ち潮となります。

 

また、ちょうど反対側にある海は、

引きよせられる力が弱くなるため、

海水がとり残され、こちらも満ち潮にななります!

 

こうして地球の両側に海水が集まって

満ち潮になるというわけですね。

そしてその中間にあるそれぞれの海は、

海水が減るので引き潮となります。

 

 

また、月だけではなく、

太陽も引力で海水を引っぱります。

 

太陽は、月よりずっと遠いところにあるため、

その引力は月の半分ほどしかありませんが

太陽と月の位置によって、お互いの引力が

重なったり、時には打ち消し合い、

潮の満ち引きの度合いが大きくなったり

小さくなったりしているそうです。

 

つまり、太陽と月と地球が一直線に並ぶ

新月や満月の時が一番干満差が大きく

これを大潮と呼びます。

 

引力が重なるため、潮の満ち引きが

一番大きくなるということですね!

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潮の満ち引きの持つ意味は?無いとどうなる?

「靄の中の人影(潮干狩り)靄の中の人影(潮干狩り)」のフリー写真素材を拡大
参照元:https://www.pakutaso.com/

 

先ほども述べた通り、万有引力の法則に

より海面が引っ張られています。

それによって地球の自転のスピードは

抑えられている状態です。

 

では、その引力がなくなったらどうなるの

でしょうか?

 

潮の満ち引きが無いということは

月がこの世から無くなることを意味します。

 

月がこの世から無くなれば、

地球の自転のスピードが上がり、

1日のサイクルは24時間から6時間ほどに

なり、地表は暴風にさらされます。

 

また、それまで引っ張られていた

海面は分散をはじめ、荒れていきます。

 

また、地球の地軸の傾きは、

さまざまな影響により23度ほどに傾いて

いますが、

月が無くなることによって不安定になります。

 

たとえば、角度が0度になると季節が無くなり、

97度に傾くと、昼と夜の感覚が長く、

白夜や極夜が延々と続くと言われています

 

また、月明かりもなくなるので夜は

ほんとに真っ暗…

想像するだけで恐ろしいですよね…

 

つまり、地球は絶妙なバランスの上に

成り立ち、月はとてもありがたい存在

であるということです!

 


潮の満ち引きはなぜ1日2回?月との関係は?

「ウユニ塩湖の日没と星空を楽しむ観光客ウユニ塩湖の日没と星空を楽しむ観光客」のフリー写真素材を拡大
参照元:https://www.pakutaso.com/

 

先ほども述べた通り海の高さは一定では

なく、1日2回、ゆるやかに高くなったり

低くなったり、規則的に変わっています。

 

ではなぜ、1日2回なのでしょうか?

 

月は地球のまわりを24時間50分かけて

まわり、

海面はこの動きにあわせて、

およそ12時間25分で満潮から満潮へ、

または干潮から干潮へ、高さが変わります。

 

このため約半日に1回、1日に2回

潮の満ち引きが起こるというわけです。

 

この月の動きに太陽の動きがかさなること

により、

潮の満ち引きの大きさが決まるんです。

 


潮の満ち引きの大きさは太平洋と日本海では違う?

潮の満ち引きのなぜがわかったところで

今度は場所によっての潮位の変化量に

違いはあるのかみていきましょう!

 

日本の海の代表として太平洋と日本海での

違いはどうなんでしょう?

 

もちろん場所によって海の地形や深さ

などで違いはありますが平均して

太平洋側の干満差は概ね1.5mほどあり、

日本海側は太平洋側にくらべると小さく、

約40cmほどです。

 

これは、日本海が他の海と繋がっている

地点(海峡)が4箇所しか無いからだと

考えられています。

 

例えば干潮になるとして、日本海の水は

低くなろうとしますが、

海峡から外海に水が出ていく速度が

遅いため、

なかなか下がることができません。

 

そして下がっている間に

今度は満ち潮になり上昇しようとします。

 

しかし、今度は海水が入ってくる速度が

遅いためなかなか上がることができません。

 

つまり、周囲を囲まれていて、

水の出入り量が少ないから

干満の差が少ないということですね!

 

 

余談ですが四国の徳島県と淡路島の間の

鳴門海峡で見られる有名な渦潮

この狭い海峡を通る激しい潮の流れに

よって発生している現象なのです。

 

圧巻の渦潮の映像とわかりやすい解説を

されている観光協会の動画を貼っておきますので

よかったら一度見てみてください。

参照元:www.youtube.com
 

では話は戻りまして瀬戸内海も同じでは?

という疑問がわきますが、

瀬戸内海は狭い海峡が連なっており、

流れ込みやすく、吐き出しやすい地形の所が多く

こういう地形だからこそ

干満の差は日本海に比べて大きくなる

というわけです。

 

特に広島の広島湾や瀬戸内海では

ありませんが九州の有明海は潮の満ち引き

が大きいことで有名ですね。

 


潮の満ち引きの動画!世界最大級の干満の差は?

世界でもっとも満ち引きが大きいのは、

カナダのファンディ湾で、なんとその差

15mにもおよびます!

これはビル5階分にもなる高さなんです!

 

俄然、興味の出てきた私は

干満差の大きい動画を調べてみましたので

その中でも感動したものを2つ

ご紹介させていただきます!

 

干満差日本一!

佐賀の有明海は干満差日本一なんだそうです!

満潮になっていく姿は日本とは思えないほど圧巻ですよ。

0:19からの映像はすごいですよ!

自然の神秘が伝わります。

参照元:www.youtube.com
 

世界最大級の干満差

先ほどもご紹介しましたカナダのファンディ湾の映像です。

あまりにも広範囲すぎて海が無くなって

しまったかのようでとても感動して

しまいました!

本当に地球って不思議ですよね…!

 
参照元:www.youtube.com
 


「潮の満ち引きのなぜ」のまとめ

いかがでしたか?

潮の満ち引きには月が大いに関わっていた

のです…!

そして、多くの条件が重なり合うことで

私たちは生きていけることを初めて知りました!!

 

また、こうやって知識を得たうえで実際に

見に行くとまた違った見方ができるかも

知れませんね。

 

ぜひ、これからの季節にぴったりの

潮干狩りや、潮の満ち引きを利用した

観光スポットに足を運んでみたり、

夏休みの研究対象として勉強してみては

いかがでしょうか?

 

以上、「潮の満ち引きはなぜ起きる?

仕組みや意味、月との関係や動画も紹介」でした!

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