毎年4月~11月にかけて発生する

食品害虫のシバンムシ(死番虫)

 

米粒の半分ほどの大きさの茶色い硬い虫で

飛んだりゆっくり歩き回っていたりと

どこからともなく大量発生するあの虫です

 

いよいよそのシバンムシの季節という

わけですが、実際に発生してしまい、

困っている方も多いのではないでしょうか?

 

そこで今回はシバンムシについて解説し、

発生源の見つけ方や駆除の仕方、

効果的な予防法まで詳しく紹介していきます。

スポンサードリンク

 


シバンムシの発生源になりやすいものは?

 
参照元:https://www.youtube.com/watch?v=LUJeqBqGTHg
 

ではまず、そもそもの発生を予防するため

や、発生してしまった場合に原因を特定

するために、

シバンムシの発生源になりやすいものとは

何なのか紹介します。

 

たくさんありますが代表例は

  • お米
  • 小麦粉
  • お菓子
  • 乾麺
  • 書籍
  • じゅうたん
  • すだれ
  • タバコ
  • 天然皮革類
  • 段ボール
  • 観葉植物
  • ドライフラワー

 

このようにシバンムシは

天然の植物性・動物性・紙・煙草など、

乾燥したものであればほぼ何でも大好きです。

 

宅配荷物の段ボールの中の古くなった

梱包材が発生源だったという報告例も

あります。

 

つまりシバンムシの発生源になりやすいものは?

と質問されれば、

「乾燥していればほぼ何でも」

と答えざるを得ないわけです。

 

シバンムシの発生源候補が例を挙げただけ

でこれだけたくさんあるわけですから、

シバンムシの発生源を見つけるのには

大変苦労します。

スポンサードリンク


シバンムシの発生源の見つけ方!フェロモントラップが効果的?

先程お話しした通り、シバンムシの発生源

を見つけるのは至難の技です。

 

実際なかなか見つからない場合、

シバンムシの好物を意図的に仕掛ける

フェロモントラップと呼ばれるものが

効果的と言われています。

 

いったいどのようにフェロモントラップを

仕掛け、

その効果はどのようなものなのでしょうか?

 

日本で多く見られるジンサンシバンムシと

タバコシバンムシですが、

どちらにも専用のフェロモントラップが

販売されています。

 

どちらも使い方としては、

フェロモントラップを発生源と疑われる部屋、台所等に

複数設置し、それぞれ捕獲したシバンムシ

の数を毎日記録します。

 

シバンムシの習性から、エサを求めて移動

を繰り返すため、捕獲数の多い場所の近く

に発生源があると考えられるので、

仕掛けたフェロモントラップの近くを

徹底的に調べれば発生源がわかります。

 

例えば各部屋に一つずつ設置し捕獲数が

圧倒的に多い部屋があればその部屋が

発生源だと絞り込みあとはその部屋の中

で上記のシバンムシの好物担っているもの

を探し出して廃棄するといった流れです。

 

注意点としてはフェロモントラップを

設置している間は必ず窓を閉めるということです!

 

そうしないと外にいる関係のない

シバンムシまで呼び寄せてしまうことに

なります!

 

 


シバンムシの駆除の仕方は?

実際にシバンムシの発生源を突き止めたら

駆除をしていきます。

以下ではシバンムシの駆除の仕方を

紹介していきます。

 

発生源が特定できた場合

発生源が特定できた場合には、迷うこと

なくその原因物を取り除き、きれいに掃除します。

 

発生したシバンムシはスプレー式の殺虫剤

を利用することで駆除できますが、

人へ向けたり食べ物には使用できません。

 

発生源を排除したらもう増えることは

ありませんので、あとは見つけ次第駆除

していけば自然と数が減り、

最終的には家の中からシバンムシを

完全に排除できることになりますね。

 

発生源がわからない場合

発生源がわからない場合には、先ほど紹介

したフェロモントラップを仕掛けてみる

のも一つの手です。

 

ですが、それでも見つからない場合、

また、発生源が畳などの場合には個人では

駆除が難しいので、費用はかかってしまい

ますが、プロである害虫駆除業者に依頼

することもおすすめです。

「害虫バスターズ」ホームページはこちら
 

関西が中心となるようですがこちらの

業者さんは評価の高い会社の一つですので

一度、相談だけでもしてみるといいのではないでしょうか。

 


シバンムシを発生させない予防策は?

1匹で一度におよそ100個の卵を産むと

いわれるシバンムシを発生させない予防策

はあるのでしょうか?

 

それにはとにかくシバンムシの大好物の

ものを適切に保管することが求められます。

 

お米の袋は密封されているか、

お菓子の食べ屑は床や畳、

じゅうたんに落ちていないか、

冷麦やそうめんなどの乾麺類はジップロックなどに入れて

密封されているか、

できれば冷蔵庫に入れて保管することを

おすすめします。

 

食品以外では、観葉植物の手入れを

こまめにする、

本棚の清掃を行う、

じゅうたんや畳は清潔に保つ、

つまり部屋の掃除はこまめにおこなう事で

シバンムシの発生予防につながるわけです

 

 


シバンムシの種類や害はある?

 
参照元:https://www.youtube.com/watch?v=aT_dSIlKiZM
 

シバンムシは、コウチュウ目シバンムシ科

に属し、世界で約2,000種類、

日本だけでもおよそ62種類が確認されています。

 

その多くが樹木害虫ですが、日本の家庭に

多く発生するのはこちらの2種類。

ジンサンシバンムシタバコシバンムシです。

 

この2種類は食品害虫なので家庭に発生

しやすいというわけです。

 

ジンサンシバンムシとは、生薬である人参

を食い荒らすことから「ジンサン」と

名付けられ、

タバコシバンムシとは、主にタバコ工場

などから発生したことから「タバコ」と

名付けられました。

 

これらシバンムシは食品害虫のため、

直接人体に害を与えることはありませんが

タバコシバンムシの卵を狙うアリガタバチ

という蜂から二次被害的に刺されることが

あるそうです。

 

シバンムシが発生し、そのあとに上の動画

のような虫を見かけたら要注意です!

 

アリガタバチに刺されると、軽い痛みが

1~2時間続き、その後かゆみが1~2日、

完治するまで約10日かかるとされています。

 

 


まとめ

毎年4月~11月にかけて発生すると

されているシバンムシ。

 

いよいよシバンムシの発生シーズン到来

ですが、食品類の保管方法を間違えず、

家の中を清潔に保ってさえいれば

十分予防することができます。

 

もし発生してしまった場合は

フェロモントラップで発生源を突き留め、

駆除することが個人でできる

1番効果的な方法だと思います。

 

以上、「シバンムシの発生源の見つけ方や駆除の仕方!効果的な予防法や害はある?」でした。

 

スポンサードリンク