燻製ってそう簡単に自宅では
できないでしょう!
そんな風に思っていませんか?
実は今、アウトドアなどの屋外では
もちろん、自宅で燻製を楽しんでいる人も
意外と多いのだとか。
今回は、自宅で燻製をするための
格安燻製器の作り方や、初心者さんに
おすすめのレシピを紹介したいと思います。
燻製ってこんなに身近なものだったの?
と思ってもらえるアイデアがいっぱいです!
目次
燻製ってそもそも何?
参照元:haierstore-upgrade.jp/
「燻製」ってどんなものでしょう?
すぐに思い浮かぶのはスモークチーズや
スモークサーモン、燻製玉子を
思い浮かべる方もいるかもしれませんね。
簡単に言うと、材料に下味を付け、
乾燥させたものを煙で燻すのが燻製です。
この「煙で燻す」ことを燻煙(くんえん)
と言います。
食材を燻煙することで、煙に含まれる
殺菌成分や防腐成分が食材に浸透して
保存性を高めるというのが、
そもそもの目的でした。
しかし最近では、香りを楽しむ意味での
スモークも多くなっています。
燻煙に使用するのはチップや
スモークウッドで、素材と食材との
相性などもあります。
例えば、桜は香りが強いので豚肉や
マトンなどクセのある食材に向いています。
チップは直接火をつけず熱源で暖めて使い、
スモークウッドはブロックになっていて、
直接火をつけて使用します。
画像の左がチップ、右がウッドです。
参照元:www.angers-web.com/
百均の材料で自宅で簡単に燻製を
さて、それでは燻製を作るための準備を
始めましょう。
燻製器は販売されているものなら
2,000円代から購入可能です。
しかし、もっとお得に始める方法があるんです!
ここでは、100円ショップで材料を買って
作れる自作燻製器のアイデアを
紹介しちゃいます。
構造さえ分かれば自分流にアレンジして、
さらに使いやすいものを作ることも
できちゃいますよ。
自作燻製器は焼き網とボウルを2つで完成!
燻製器に必要なのは
「チップなどを温める場所」
「食材をセットする場所」
「煙を閉じ込める蓋」の3つです。
なので、ステンレスのボウルにチップや
スモークウッドを入れ焼き網を乗せます。
網の上に食材を乗せ、上にボウルを
被せれば完成です。
参照元:https://liginc.co.jp/
中が酸欠になると火が消えてしまうので、
画像のように蓋を少しずらしてください。
ボウル以外にも、土鍋や使わなくなった
鍋を使う方法もあります。
燻製の基本、3種類の燻煙法
燻製の方法は燻煙の温度で
3つに分けられます。
1つ目は「冷燻」といい、
低温(15℃~30℃ぐらい)で長時間
かけて燻す方法です。
これは、長いものだと3週間かかる場合
もあるので、上級者向けといえるでしょう。
温度管理が必要になりますし、
しっかりした設備も必要になります。
冷燻のメリットは水分が十分に抜けるので、
出来上がったものは長期保存が可能になります。
スモークサーモンや生ハムを作るのが
この冷燻です。
2つ目は「熱燻」で、熱源を使いチップを
温めて燻します。
温度は80℃~120℃ぐらいを保ち、
燻煙器内の温度が高く、
食材を炙りながら燻します。
熱燻は燻煙時間は20分~4時間程度と
短いので、手軽に作ることができます。
アウトドアなどでも重宝される燻煙法で、
長期保存には向きませんが、水分が残り
ジューシーに仕上がります。
向いている食材は新鮮な魚・チキン・
牛肉のかたまりなどです。
3つ目は冷燻と熱燻の間を取った
「温燻」です。
温度は30℃~80℃ぐらいで、
燻煙時間も1時間~6時間ほどです。
一般的にはスモークウッドに火をつけて
燻煙します。
高温になり過ぎないように注意が必要です
が、初心者向けの燻煙法がこの温燻です。
初心者でも簡単にできるおすすめ燻製レシピ
下処理不要!簡単スモークチーズ
参照元:ristretto.blog15.fc2.com/
ナチュラルチーズは溶けやすいので、
プロセスチーズを用意するといいです。
6Pチーズやベビーチーズなどがお手軽でいいです。
チーズは1時間ほど前に冷蔵庫から出し、
常温にしておきます。
網に乗せる時にアルミホイルを敷いて
おくと、溶けてしまった時にも安心です。
とはいえ、チーズが溶けないように
温度には気をつけましょう。
燻煙時間は30分~2時間、
お好みで調整してください。
きれいに仕上げるポイントは、
途中で表面の水滴を拭くこと。
10分おきに蓋を開けてキッチンペーパー
などで水滴を拭き取りましょう。
そうすることで色づきのむらを
防ぐことができます。
出来上がり直後も美味しく食べられますが、
風に当てて乾燥させた後に
冷蔵庫でねかせると味がなじみます。
手作りのくんたまが5日で完成!
参照元:neginaga.com/
今度は少し手間をかけて
「燻製玉子」を作ってみましょう。
下味をつけてから燻煙するので、
完成までは3~5日かかります。
まずは、ゆで卵を作ります。
茹で上がりはお好みで調節してください。
出来上がったゆで卵の殻を剥きます。
卵の殻は、茹で上がりを冷水に入れて
冷やし、水の中で剥くときれいに剥けます。
次に玉子に下味をつけます。
簡単にできるのは「めんつゆ」!
調味料の調合も不要なので
間単に味付けができます。
塩分が欲しければ、塩や醤油を
たしてもいいでしょう。
この調味液に半日~3日漬け込み味を
しみ込ませます。
この時おすすめしたいグッズが、
ファスナーつきのビニール袋です。
空気を抜いて蓋を閉めることで、
少ない調味液でも効率よく
漬け込むことができます。
味つき玉子が出来上がったら、表面の
水分を拭き取り風に当てて2~3時間
乾燥させます。
水分が残っていると、燻煙した時に
色づきが悪くなってしまいます。
準備ができたら燻していきます。
黄身が固くならないようにしたい場合
は60℃以下が理想ですが、
70℃ぐらいでも良いでしょう。
時間は90分ぐらいを目安に
燻煙してください。
燻し終わったら風を当て1時間ぐらい
乾燥させ、冷蔵庫で1日置くと味が
なじんで美味しくなります。
自宅で燻製をする時に気をつけること
自宅でもチャレンジできる燻製の魅力を
紹介してきましたが、
いくつか注意点があります。
まず、
火災・火傷には十分気をつけましょう。
温燻であっても、チップやウッドを熱する
ために火を使いますし、容器も熱くなります。
火にかけない場合にも鍋敷きを使うなど
しましょう。
お子様がいるご家庭では、手が届かない
場所など特に注意してください。
また、煙が出るのでマンションなどでは
近隣への配慮も大切です。
自宅内でも匂いが付くことがありますから、
換気扇に効率よく煙が吸われるように
工夫することをおすすめします。
燻製とは不完全燃焼で煙を起こす
ものなので、
一酸化炭素中毒防止にも換気は
とても重要です。
安全に配慮して、美味しい燻製作りに
挑戦してみてください!
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