皆さんは奈良と聞くと何を思い浮かべますか?

 

東大寺の大仏や平城京。

ゆるキャラのせんとくんなんかも

とても有名ですが、やはり奈良と言えば

沢山いる鹿ですよね。

 

大きくて立派な鹿から可愛い小鹿まで。

鹿にびっくりして大泣きしている

子供もよく見られますが(笑)

ゆったりと歩いたり、鹿せんべいを食べる

仕草はとても愛らしいですね。

 

ところで皆さん、観光でよく見かける鹿は皆、

角が短いのはどうしてかご存知でしょうか?

 

実は年に1回オスの鹿は鹿同士の喧嘩や

事故を防ぐためにも

「角きり」を行うんです。

 

角きりは江戸時代から300年続く、

秋の古都奈良の勇壮な行事です。

 

走り回る鹿を捕まえて

角を切る様子は迫力満点です。

 

というわけで、

今回は奈良の鹿の角きりイベントについて

ご紹介いたします。

スポンサードリンク

 


2018年 奈良の鹿切りの会場や日程は?

では今年の鹿の角きりの詳細をご紹介いたしますね。

 

日程

2018年10月6日(土)7日(日)8日(月・祝)

12時~15時(開場11時30分 最終入場14時30分)

12時の開始から安全祈願を行った後、

12時30分から1回目の角きりが行われ、その後

30分ごとに2回目、3回目と行われ14時30分の5回目が最後となります。

 

※入場は入れ替え制で1度の観覧につき

700名ほどが入場出来ますが、

1回目の入場が最も混雑するそうです。

 

14時以降の入場が少し混雑も緩和されていて

お勧めだそうですよ。

 

観覧料

次に気になるお値段ですが、

大人(中学生以上)1000円

子供(小学生)500円で

当日販売のみで現地で販売されています。

 

場所

開場は鹿で有名な「奈良公園」内にある「鹿苑」という場所で行われます。

普段は一般には立ち入りが許可されておらず、1年に1回このイベントの時のみ入ることができる場所です。

 

春日大社境内「鹿苑」奈良市春日野町160

 

アクセス

JR、近鉄奈良駅より奈良交通バスに乗り

「春日大社表参道」下車 徒歩約7分

 

専用の駐車場は無いのと周辺の渋滞が予想されることから、

お車で行くことはあまりおすすめしませんが、

大阪方面からは阪神高速東大阪線から直通の有料阪奈トンネルを通ると便利です。

 

 春日大社近隣駐車場

近隣の主な有料駐車場を紹介します。

料金は目安ですので実際とは違う場合があります。

 

◦春日大社駐車場(乗用車1000円/1日)

◦春日最寄駐車場(500円/1日)

◦奈良春日野フォーラム駐車場( 200円/1時間 最大1000円)

◦プラザパーク大仏前駐車場(1000円/1日)

 

※駐車場は数に限りがありますので、お車で行かれる方は

お早めに行かれる事をおすすめします。

スポンサードリンク


2018年、鹿の角きりの見どころ

鹿の角きりの見どころと言えばやはり

「角きり」ですよね。

 

興奮して境内を走り回る鹿をハチマキにはっぴ姿の

勢子(せこ)と呼ばれる人達が追い回します。

 

普段は割とのんびりしている鹿しか眺めることはありませんので

長い足を使って思いっきり走り回る様はとても雄大です。

 

逃げ回った鹿を勢子(せこ)が10数人がかりで捕まえ、

押さえつけて神官役の方が角を切る瞬間は空気がピリッとして緊張が走ります。

 

角切り専用のノコギリを使って角を落とすと一斉に歓声が上がります。

 

角をノコギリで切ってしまうなんて痛そう!

とご心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心下さい。

 

鹿の角には血管や神経は通っていなくて、

いわば人間でいう爪切りのようなものなので、痛みは全くないそうですよ。

 

爪も同じですがむしろ伸ばしっぱなしの方が危険ですよね?

 

元来奈良では、鹿は神様のお使い「神鹿」と言われていることもあり、

角きりのよって切り落とされた角は神様に供えられます。

出典:youtube.com

 


鹿の角きりを見に行く!注意点は?

角きりを最大限に楽しむために幾つか気をつけるポイントをご紹介します。

暑さ対策

10月とはいえ、まだまだ暑さが残る日もあります

角きりは日中1番気温の高い時間帯に行われるイベントで、

待ち時間も長くなってしまう場合がありますので、

帽子で日差しの対策をして、水分補給もマメに行いましょう。

 

三脚、自撮り棒使用禁止

大迫力の角切りですので誰もが

良い写真を撮りたいのは当たり前ですよね。

 

ただ、だからと言って混雑する中、

三脚を立てると、大幅にスペースを取ってしまい、

周りに大迷惑をかけてしまいますので、使用はやめましょう。

 

公式の禁止事項にも入っていますので絶対にダメです!

 

また自撮り棒も同様に誤って周りに接触するなど迷惑をかけてしまいますので控えましょう。

 

日傘の使用

日差し対策で日傘を使う方が多く見られますが、

混雑した中での日傘は三脚と同様に大幅にスペースを取ってしまう上に、

日傘の骨や先端が周りの方に当たってしまうなど多大な迷惑をかけてしまいます。

 

ただ、最上階の観覧であれば使用は可能との事ですので、

日傘を使用したい方は最上階で観覧しましょう。

 

沢山の人が集まるイベントですから、

お互いに配慮して気持ちよく

観覧するのが一番ですね。

 

全て立見席

観客エリアには椅子などはなく、全て立ち見となります。

バリアフリーの設備などもありませんので小さなお子さんや車椅子の方がおられる場合は注意が必要です。

 

 


会場周辺の観光スポットを紹介

せっかく古都奈良に来たのなら、是非周りを散策して行かれるのはいかがでしょう?

 

見どころは沢山ありますが、お勧めのスポットを少々ご紹介いたしますね。

東大寺

やはり奈良と言えば東大寺

東大寺は奈良の代名詞と言っても過言では

ありませんね。

国宝の大仏様はまさに圧巻です。

 

圧巻の大仏様ですが、

お顔はとても優しくて心が癒されますよ。

 

奈良公園

出典:http://www.yunphoto.net/

角きりの大迫力の鹿とは違う、

穏やかで人懐っこい鹿に沢山出会えます。

 

近隣に鹿せんべい屋さんが沢山ありますので、

角きりのイベントの後に鹿とのスキンシップを楽しむのはいかがですか?

 

法隆寺

出典:http://www.yunphoto.net/

「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」

で有名な法隆寺です。

 

推古天皇と聖徳太子が建てたと言われている世界最古の木造建築です。

 

数多くの国宝を展示している施設もあり見どころは満載ですよ。

 

東大寺ほどの華やかさはありませんが、厳かで美しい建物です。

 

「角きり」が行われる春日大社からは

バスで1時間ほどの距離がありますので

時間に余裕を持って移動するようにしましょう。

 

この記事をご覧になった方は他にも

こんな記事を読んでいます。

<関連記事>

10月に大阪から日帰り旅行のおすすめは?各地のイベントも紹介!

美術館巡り初心者でも安心!関西のおすすめアートスポットは?

仙台旅行は秋がおすすめ!10月11月の気温やイベント、観光名所は?

 

いかがでしたでしょうか?

鹿の角きりは日頃穏やかな鹿と雄々しく跳ねる鹿の2つの表情を見る事が出来る貴重なイベントでしたね。

 

皆様も是非、今年の秋に体験してみて下さいね。

 

以上、『奈良公園の「鹿の角きり」2018年の日程やアクセス、駐車場情報と注意点も紹介』でした。

スポンサードリンク

スポンサードリンク